NFT取引にかかる初期費用って?
いつ発生して、どのくらいかかるの?安く抑える方法ってあるの?
こういった悩みに答えていきます。
結論からいうと、NFTの初期費用は、数千円〜数万円です。
主に、NFT本体の購入費、各種手数料、ガス代がかかります。
ガス代ってなに?
「ガス代」とはNFTの出品・転売・購入などの取引でかかるブロックチェーンを利用する手数料です。
本記事では、NFT取引でかかる初期費用(主にガス代や手数料)と節約術を解説しています。
この記事を読み終わるころには、NFT取引の初期費用がわかり、知っているだけで損せずにNFTをはじめることができるようになります。
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取引所名 | ビットコイン送金手数料 | イーサリアム送金手数料 |
---|---|---|
GMOコイン | 無料 | 無料 |
ビットバンク(bitbank) | 0.0006BTC(約1,800円)) | 0.005ETH(約850円) |
DMMビットコイン | 無料 | 無料 |
コインチェック(Coincheck) | 0.0005BTC(約1,500円) | 0.005ETH(約850円) |
ビットフライヤー(bitFlyer) | 0.0004BTC(約1,200円、bitWireを除く) | 0.005ETH(約850円 |
引用:各取引所(GMOコイン、ビットバンク(bitbank)、コインチェック(Coincheck)、ビットフライヤー(bitFlyer)の仮想通貨送金手数料
NFTを買うときの初期費用:数千円〜数万円
NFTを買うときの初期費用は以下です。
- 暗号通貨取引所からメタマスクへのETH(イーサリウム)送金手数料:目安1千円
- NFT本体購入費:目安1千円〜数万
- NFT購入時のガス代:目安数千円
主要NFTマーケットプレイスごとに「NFTの初期費用で必要な手数料やガス代」をまとめたよ♬
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NFTを売るときの初期費用:数百円から数千円
NFTを売るときの初期費用は以下です。
- ガス代(ブロックチェーン利用手数料) 数百円から数千円
- NFTが売れると販売手数料(2.5%〜10%)が必要 ※NFTマーケットプレイスごとに変わる
ガス代は次に説明します。
主要NFTマーケットプレイスごとに「NFTの初期費用で必要な手数料やガス代」をまとめたよ♬
【NFTの初期費用まとめ】手数料やガス代
手数料やガス代について、主要NFTマーケットプレイス一覧をまとめました。
NFTマーケットプレイス | 手数料 ガス代(ブロックチェーン利用手数料) | 対応ブロックチェーン |
---|---|---|
OpenSea | 販売手数料:2.5% ガス代:数百円~数千円(ETHの場合) 購入・NFTの移動・オファーを受けるときなど | ETH Polygon Solana |
LooksRare | 販売手数料:2% ガス代:出品時 | ETH |
Magic Eden | 取引手数料:2% ガス代:ほぼない(平均0.0001ドル) ※Solanaのため、安い | Solana |
TofuNFT | 販売手数料:2.5% ガス代:ブロックチェーンによる | ETH/Polygonなど28種類 |
Rarible | 販売手数料:2.5% ガス代:ほぼない(平均0.0001ドル) | ETH Polygon Solana など |
Foundation | 販売手数料:5% ガス代:数千円~数万円(ETHの場合) 取引ごとに発生。 | ETH |
CoincheckNFT(β版) ・国内 | 販売手数料:10% 出庫手数料:0.01〜0.16ETH ガス代:ブロックチェーンによる | ETH※オフチェーン 日本円で支払い可能 |
AdambyGMO(β版) ・国内 | 販売手数料:5% クレジットカード決済手数料:3% 振込手数料:300円(日本円取引) 二次販売手数料:売上金額の5% ガス代:ブロックチェーンによる | ETH※オフチェーン 日本円で支払い可能 |
「つぎに、NFTのガス代について詳しく解説するよ♬
NFTのガス代とはブロックチェーン利用手数料。なぜ必要なのか解説【相場も】
ではさっそく、ガス代について説明してきます。
- ガス代とは、NFT取引などブロックチェーンを利用するときにかかる手数料
- ガス代が必要な理由は、NFT取引の実行や履歴などをブロックチェーンに記録する「マイナー」へ報酬を支払うから
- ガス代の相場は、2023年1月現在のガス代の相場は数百円から数千円ほど
- イーサリウムのガス代は高いが、便利で安定。
- ポリゴンのガス代は安いが、不便で不安定。
ガス代とは?なぜ必要なのか?
ガス代とは、NFT取引などブロックチェーンを利用するときにかかる手数料です。
ガス代が必要な理由は、NFT取引の実行や履歴などをブロックチェーンに記録する「マイナー」へ報酬を支払うからです。
ATMの利用手数料がシステム管理者に支払われていると考えてみましょう。
「マイナー」がいることでブロックチェーン上の取引が正しいことを証明
利用手数料を払うことで、ブロックチェーン上に新たな価値を生み出せるのです。
イーサリアムのガス代の相場は数百円から数千円ほどです。(2023年1月時点)
2023年1月現在のイーサリアムのガス代の相場は数百円から数千円ほどです。
イーサリアムのガス代は下記の式によって求められます。
イーサリウムのガス代は高いが、便利で安定。ポリゴンのガス代は安いが、不便で不安定。
世界最大のNFTマーケットプレイスであるOpenSeaは、主に『イーサリアム(ETH)チェーン』・『ポリゴン(Polygon)チェーン』が使われています。
ポリゴンは、ガス代はほぼ無料です。
なぜなら、イーサリウムの取引速度やガス代を改善するためのブロックチェーンだからです。
- イーサリアム(おすすめ)・・・ガス代は高い。メリットユーザーや取引数が多く、便利で安定性が良くメリットが大きい。
- ポリゴン・・・ガス代は安い。ユーザーや取引数が少なく、ETHから両替が必要(ガス代がかかる)。
【まとめ】イーサリアムとポリゴンの比較
イーサリアムとポリゴンの比較を一覧にまとめました。
NFTのガス代の特徴と確認方法
次に、ガス代の特徴と確認方法を丁寧に説明します。
結論から言うと以下になります。
- 【特徴1】NFT取引などが多くなると、ガス代が高くなります。
- 【特徴2】ガス代は時間帯によって常に変動しています。
- 【ガス代の確認方法】「Ethereum Gas Price Chart」「ETH Gas Station」などで確認できる
ひとつずつ丁寧に解説していきます。
ガス代は時間帯によって常に変動しています。
理由は世界中のNFTユーザー数が変化するからです。
人気のNFTコレクションのリリースやNFT取引の多い国や地域が使用すると高くなる傾向。
仮想通貨であるイーサリムの価格によっても変化します。
「ガス代は常に変化する」ことを覚えておこう♬
NFT取引などが多くなると、ガス代が高くなります。
特に取引が多いイーサリウムでは、ガス代が高くなる傾向があります。
理由は、NFT取引履歴などを記録する「マイナー」の作業量や電気量が多くなるからです。
ガス代を抑えるには、イーサリウム以外のブロックチェーン(ポリゴンなど)を検討しましょう。
「つぎに、ガス代の確認方法を紹介するよ♬
NFTのガス代の確認方法
NFTのガス代を確認する方法を2つ紹介します。
「Ethereum Gas Price Chart」
「ETH Gas Station」
Ethreum Gas Price Chart
「Ethereum Gas Price Chart」は、時間帯別で、イーサリアムブロックチェーンの混雑時間帯を可視化できるWebサービスです。
特徴は以下です。
- 無料で使える
- 30分単位で確認できる
- 価格が安い時間帯がわかりやすい
安い時間帯は「午後から夕方」だとわかるね♬
ETH Gas Station
「ETH Gas Station」は、リアルタイムのガス代を数値で表しています。
特徴は以下です。
- 無料で使える
- 30分単位で確認できる
- 価格が安い時間帯がわかりやすい
Gweiの数値が低いほど、安いガス代で売買が可能です。
数値の目安はこちらです。
・10~50 安い
・50〜100 標準
・100~ 高い
NFTのガス代が発生するタイミング【イーサリウムの場合】
ポリゴンチェーンはガス代がほとんどかからないので、イーサリウムについて解説していきますね。
「出品者」と「購入者」によって、ガス代(ブロックチェーン利用手数料)を払うタイミングが異なります。
NFTのガス代が発生するタイミングを知らないと、
「余計なお金がかかり損をしてしまう」
「ガス代が払えず、NFTが買えなかった」
ということが起こります。
そこで今回は、「出品者が払うガス代」「購入者が払うガス代」に分けてわかりやすく解説します。
出品者が払うガス代
NFTの出品者(出品、販売、転売)がガス代を払うタイミングは次のとおりです。
1.出品したNFTへのオファーを受けいれるとき
2.出品したNFTを取り下げるとき
3.NFTを別ウォレットに送るとき
4.NFTを分散ファイルストレージ(IPFS)に保存するとき(NFTを凍結するとき
NFTを作成・出品するとき、OpenSeaではガス代がかかりません。
NFT発行時にマーケットプレイスがガス代がかかるのかよく確認しておきましょう。
※ガス代に加えて、NFTの出品者は販売手数料を払うことがあります。
ひとつずつ解説します。
出品したNFTへのオファーを受けいれるとき
出品中のNFTに他の方からオファーされた価格で売るときにガス代がかかります。
Openseaはオファー制度はあります。
出品したNFTを取り下げるとき
「固定価格」や「オークション形式」のどちらでも、出品したNFTを取り下げるときにガス代がかかります。
下記の場合、ガス代はかかりません。
・価格を下げる
・作品そのものを削除(販売履歴も削除)
NFTを別ウォレットに送るとき
NFTを送る際にガス代がかかります。
・プレゼント(エアドロップやGive away)
・自分の他ウォレットへの移動 など
NFTを受け取る人にガス代はかかりません。
NFTを分散ファイルストレージ(IPFS)に保存するとき(NFTを凍結する)
分散ファイルストレージとは、NFTマーケットプレイス外部にあるサーバーです。
たとえば、Open seaにあるNFTデータを別のサーバーで保管することですね。
これにより、NFTデータを永久的に改ざん・紛失から保護することができます。
OpenSeaには、出品時に「Freeze metadata」で別のサーバーでデータ管理♫
購入者が払うガス代
NFTの購入者がガス代を払うタイミングは次のとおりです。
1.NFTを固定価格(フリーミント含む)で買うとき
2.NFTへのオファーをキャンセルするとき
3.仮想通貨の交換・送金するとき
ひとつずつ解説します。
NFTを固定価格(フリーミント含む)で買うとき
NFTを固定価格で買うときにガス代がかかります。
NFT価格+ガス代が必要なので、多めに予算を用意しておきましょう。
ガス代が足りなくて買えないことがないように気を付けよう♫
NFTへのオファーをキャンセルするとき
NFTを買おうと思って出したオファーをキャンセルするときにガス代がかかります。
オファーを間違ったり、オファー価格の変更をしたりすると、ガス代が高くなります。
オファーは慎重に♫
仮想通貨の交換・送金するとき
仮想通貨の取引や送金の際にガス代がかかることがあります。
具体的には、
・「ETH」⇆「WETH」に交換するとき
・「ETH」⇆「Polygon」に交換するとき
・メタマスクから仮想通貨を送金するとき
NFTのガス代を安くする方法5選
そこで、NFTのガス代を安くする方法5選を解説します。
一つずつ解説しますね。
NFT取引の処理速度を遅くする
NFT取引の処理速度を遅くすることで、ガス代を下げることができます。
NFTを買うとき『低・中・高』を選択でき、低くするとガス代を下げることができます。
時間があれば、処理速度を遅くしましょう。
ただ、早押し合戦でNFTを購入したいときは、処理速度をあげるためにガス代を高くしましょう。
安い時間帯で取引する
「Ethereum Gas Price Chart」などを確認して、ガス代が安い時間帯で取引しましょう。
なぜなら、ブロックチェーンを利用する人が少ない時間帯に規則性があるからです。
下記のチャートのように、基本的に昼間から夕方に安くなる傾向があります。
NFT取引できる時間を選べるなら、昼間から夕方に行いましょう。
安い瞬間に取引する
リアルタイムで取引画面のガス代を確認して、ガス代が安い瞬間に取引しましょう。
ガス代は、秒単位でかわるので、少し待つだけで数百円~数千円安くなることがあります。
少しでも安く抑えたい方時間は、ぜひ試してみてください。
イーサリアム価格が安いタイミングを狙う
ガス代はイーサリアムで支払うので、イーサリアム自体が安くなれば負担は減ります。
下落局面の時は狙い目ですね。
さらにガス代などの手数料を安くするためには、送金手数料などが安い仮想通貨取引所を利用すると良いでしょう。
個人的には「GMOコイン」をおすすめします。なぜなら、送金や購入の際の手数料が無料だからです。
ガス代が安いブロックチェーンを利用する
ガス代が安いポリゴンチェーンなどを利用することで、ガス代を抑えることができます。
ポリゴンチェーンは、イーサリウムの取引速度やガス代を改善するためのチェーンだからです。
ガス代を抑えたいのであれば、ポリゴンを検討だね。
ただ、取引量や利用数はイーサリウムが圧倒的に多いので、イーサリウムのほうが利便性が良いよ♫
NFTのガス代に関するQ&A
NFTのガス代に関するQ&Aについて、記載します。
OpenSea(オープンシー)のNFTガス代はいくら?主なNFTマーケットプレイスの比較
Foundationは、「招待制」であるため、競合となる出品者が少なく高値で売買されることが多いです。
目的や用途に応じてNFTマーケットプレイスを選びましょう。
NFTのガス代が無料のNFTマーケットプレイスはある?
基本的に、すべての取引においてガス代が無料のNFTマーケットプレイスはありません。
しかし、NFTマーケットプレイスによって、取引ごとにかかるガス代の額も大きく異なります。
頻繁に出品・購入する場合は世界最大のマーケットプレイスであるOpenSeaがおすすめ。
ガス代などの手数料を抑えたい場合、SolanaチェーンのMagic Edenがおすすめ。
NFT取引の仕組みは?手数料は誰が払う?ロイヤリティとは?
NFT取引の仕組みは以下です。
ロイヤリティとは?
二次流通で代金の一定割合がNFTの発行者に支払われること。NFT発行者が設定。
まとめ:NFTの初期費用であるガス代や手数料をよく理解し、NFT売買を楽しもう!
今回、NFT取引でかかる初期費用(主にガス代や手数料)と節約術を解説しました。
NFTの初期費用をよく理解し、NFT売買を楽しみましょう!
- NFTを買うときの初期費用:数千円〜数万円
- NFTを売るときの初期費用:数百円から数千円
✔web3、仮想通貨、NFT、DAOを楽しむために、まずは仮想通貨口座開設を準備しておきましょう!
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